三迫星洲油彩画額

1936年 額サイズ60.0cm×98.0cm

 三迫星洲は満洲や中国大陸を描いた従軍画家。「世界に名高き探検画家三迫星洲画伯 満洲写生画集」など絵葉書にその作品が残されている。しかし、日本の美術年鑑や美術学校卒業者名簿等の文献に三迫の名は記されておらず、プロフィールは不明。「幻の従軍画家」と言える存在である。(参考:「幻の従軍画家三迫星洲」彭国躍)

 本作品は三迫星洲の油彩作品。右下に「S.MISAKO 1936」のサインあり。砂漠を征く隊商は「満洲写生画集」所収の「蒙塵萬丈」にも描かれるモチーフであるが、本作品は隊商が前面に向かってくる構図で迫力がある。本作品も題名や背景情報は一切不明であるが、「幻の従軍画家」三迫星洲の活動の一端を示す貴重な作品と言える。

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